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森繁久弥氏

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1995.1.17の「阪神淡路大震災」から15年の年月が経過した。

発生から10年間は、余りに多くの悲惨と痛みを目の当たりにして作品として発表することができませんでしたが、2005年の10年目より神戸在住書家としての思いから、「震災の記憶」としての経験と思いを書作品として発表して参りました。

今年は・・

下記の森繁久彌氏の詩を揮毫させていただきます。

 我を育てし 兵庫の里よ 友よ

怨憎会苦といゝます。修羅の巷と化した被災地には 言葉もつまります。
天災とは全く無残なものですね。
はたして対岸の火事でしょうか。 遠くに居る無私の老人は迷います。そして心を奈落の底にいためます。
 やがて 加えて昨日、今日の青空は、生きものへの嘲笑いでしょうか。

紅梅のこの赤の そら怖ろしげな
腕さすり 頬つねる 昨日今日
兄等の無事を どう祈るや その術もなき
雲流る 六甲よ

七年一月二十六日  森繁 久彌 

6年続けました「震災の記憶」の発表を今回でけじめをつけたいと思っています。

森繁久弥氏の文章に精いっぱい取り組ませていただきました。
氏の悲しみと慈愛に満ちたお心には到底近づくことも出来ないまま・・

二曲屏風二双で掲示いたします。

ご高覧のほど お願いいたします。

小阪美鈴オフィシャルHP

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この記事を書いた人

小阪 美鈴のアバター 小阪 美鈴 書作家

鳥取県社楽楽福神社で出生
a Tottori native, comes of Shinto family
兵庫県立兵庫津ミュージアム揮毫作品二点常設展示。
美術と生活という二元性を廃し、伝統美を根幹とした今を生きる現代の、「品格ある書表現」を生み出すを天命となす。
神戸在住。

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