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大震災と美術

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数年前、神戸新聞の「随想」欄に、興味深い記事がありました。
丁度私も深く関心を持ち、どうしたものか・と思っていた時期でした。なるほど!と思い、記事を残していました。今日、再度拝読させていただきました。

「震災と美術」というタイトルで、兵庫県立美術館学芸員の川﨑晃一氏が寄稿されていました。
毎年数々催される美術関係の震災イベントについて・でした。
主に絵と写真についてでしたが、要約して記させて頂くと、

「見ることで記憶が甦るし、見ておきたいと多くの人が訪れるのであろう・・・
しかし、じっくり数点みたところで、気持ちが滅入ってくる。心のどこかに忘れたい気持ちがあったのだろうか。天災がもたらした記憶から何を伝えることが出来るのか。」又、「絵の評価は別問題である。そこに芸術性を求めることはいささか無謀である。」と記されている。
上3点 現在展示中の女子高1生の震災メッセージ

「記憶から何を伝えることができるのか」 
確かに忘れてしまいたいと思う事実であると思う。
毎日新聞の内橋寿明記者が、「18年後のわたし・阪神大震災を生きて」を1.10日から連載しているが、彼は、18年後の東北の人々にこの記事の真意を伝えたいのだと思う。
18年後は何歳になってどう暮らしているか。。。

記事にはそれぞれ18年の生きてきた歳月の痛みが感じられ、涙がでる。それでも人は生きる。

私も発信者としての立場で思い巡らせる事も多いけれど、「忘れていないよ」と誰かの心に届けばそれでいい。

「そこに芸術性を求める」  に関しては私はまだまだ未熟だけど書の本質を忘れずに求めて行きたいと思っている。

小阪美鈴オフィシャルHP

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この記事を書いた人

小阪 美鈴のアバター 小阪 美鈴 書作家

鳥取県社楽楽福神社で出生
a Tottori native, comes of Shinto family
兵庫県立兵庫津ミュージアム揮毫作品二点常設展示。
美術と生活という二元性を廃し、伝統美を根幹とした今を生きる現代の、「品格ある書表現」を生み出すを天命となす。
神戸在住。

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